ダナンビーチから歩いて、ハン川にかかるドラゴン橋へ

f:id:tachibanaya-shop:20170726174735j:plain

▲今は、2017年5月26日 金曜日 午後6時2分。ここは、ダナンビーチから、ホテルのある通り側へ渡るための横断歩道。片側4車線、合計8車線の横断歩道を渡らなければならない。この道は、交通量に波があり、しばらく待っていると交通量が減る瞬間がある。その時を待って、左から走ってくるバイクを横目で見ながら、悠然と渡る。

f:id:tachibanaya-shop:20170726174802j:plain

▲ホテルには戻らずに、南北の道路を西方向へ歩いて行く。目的地は、Han Riverにかかる「ドラゴン橋」。ホテルからだと、約2kmほどあるだろうか。

この標識は車両別の通行区分を示したものだろう。片側4車線の内、右側の2車線はバイクと自転車のみ、3車線目はバイクと四輪車の混在、左端は四輪車のみ、となっている。

f:id:tachibanaya-shop:20170726174828j:plain

▲広い道路に歩道が整備されているので、歩きやすいと思うだろうが、それがそうでもない。ところどころで、工事が行われていて、そういう場所では、容赦なく歩道が工事用の通路として使われていて歩けなくなる。

左手、センターライン付近を見ると、そこを少女が歩いている。道路の真ん中は植え込みになっているのだが、時々、植え込みは切れている。それにもかかわらず、その少女は、クルマが行き交うセンターライン付近をペタペタ歩いて行く。

f:id:tachibanaya-shop:20170726174854j:plain

▲そのうち、センターライン歩きはあきらめ、私がいた歩道側に移動してきた。それでも、歩道上を歩くことはせず、一番歩道寄りの車道を歩く。スリッパひとつでペタペタけなげに歩く。歩道は時々切れてしまうので、歩きやすい車道側を歩くのだろう。私も、少女の歩き方にならって、車道を歩く。

考えてみれば、このあたりの道を歩いているのは私とこの少女だけ。大人は、よほど近距離で無い限り、歩道を歩くようなしない。移動はバイクか、クルマ。そのうち、この少女は大通りから離れ、どこかに行ってしまった。

f:id:tachibanaya-shop:20170726174919j:plain

▲ときどき、こういう交差点にぶつかる。この車両の流れをかいくぐって、道路を渡る必要がある。地元民が歩いていれば、ついて行けるのだが、誰も歩いている人がいないので、注意深く左右をみながら、歩いて渡る。タイなどでも同じだが、道路は基本的に歩くようにできていない。

f:id:tachibanaya-shop:20170726174949j:plain

▲やっと、ドラゴン橋のたもとまでやってきた。この橋を歩いて渡る気はない。夜景を見たかっただけなので、右に曲がり川沿いを歩いてみる。

f:id:tachibanaya-shop:20170726175018j:plain

▲橋から少し離れる。ドラゴン橋のセンター上にある、ライトアップされたドラゴン状のアーチが、きれいに見えた。週末には、このドラゴンが火を噴くらしいが、今日はそんな様子は無い。

f:id:tachibanaya-shop:20170726175044j:plain

▲さらに橋から離れる。ここから見ると、上下にうねったドラゴンの形が良く分かる。ライトアップの色がときどき変わっている。火を噴かないかと、しばらく待っていたが、やはり、そんな気配はない。

ホイアンからダナンへ移動、ダイヤモンドシーホテルダナンに到着

f:id:tachibanaya-shop:20170724123956j:plain

▲今は、2017年5月26日 金曜日 午後4時32分。ここは、車内。ツュンさんの白タクはダナンビーチ沿いの海岸線を走行している。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124025j:plain

▲海が見えてきた。そろそろホテルに着くはず。ダナンの宿泊は、ビーチ沿いの新しいホテルにした。ダナン中心部のホテルの方がいろいろと便利だろうが、リゾートの雰囲気を感じたくて、ビーチ側に宿をとった。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124048j:plain

▲ツュンさんの車は、ダイヤモンドシーホテルダナンに到着した。約束の85万ドンを払おうとしたが、100万ドン札しかない。100万ドンをツュンさんに預けると、彼はフロントで両替し、15万ドンを返してきた。ここで、半日いっしょに行動してきたツュンさんと別れる。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124112j:plain

▲ダブルベッド一つだけの簡素な部屋だが、リゾート地のホテルだけあって、部屋は広い。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124141j:plain

▲旅の印象は泊まるホテルによってかなり違ってしまう。物価の安いベトナムだからこそ、たまにはそこそこ良いホテルに泊まりたい。そう思って選んだホテル。やはり快適だ。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124202j:plain

▲リゾートホテルだけあって、部屋にはスリッパの代わりに、ゴムぞうりが付いている。これを履いて、そのままビーチへ行けますよ、ということだろう。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124225j:plain

▲部屋で少し休んだ後は、ビーチまで出かけることにする。エレベーターでは、水着姿の子供たちとすれ違った。さすが、ビーチリゾートホテル!

f:id:tachibanaya-shop:20170724124247j:plain

▲ホテルの外に出て振り返る。間口が狭く、奥行きが長いホテルの建物。同じような規模のホテルが何棟か並んで建っている。本格的なリゾートホテルではなくて、お手軽リゾートホテルという感じ。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124316j:plain

▲片側4車線、合計8車線の道路を渡る。信号はなくて、横断歩道のみ。クルマやバイクがビュンビュン行き交う道を、地元民の渡り方を参考にしながら、渡る。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124529j:plain

▲海岸までたどり着いた。この辺りは砂浜で遊んでいる人が多く、海水浴している人は少ない。ビーチ沿いには、シーフードレストランが並んでいる。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124606j:plain

▲遠くにはリゾートマンションらしき建物が見える。ホテルかもしれないが。

f:id:tachibanaya-shop:20170724124432j:plain

▲ビーチ側からホテルを振り返る。左から6軒目が、泊まっているダイヤモンドシーホテルダナン。屋上にプールがあるらしいが、結局は行かなかった。

 

ホイアンのトゥボン川沿い、サイゴンビールで休憩

f:id:tachibanaya-shop:20170723101939j:plain

▲今は、2017年5月26日 金曜日 午後3時32分。ここは、ベトナムホイアンの旧市街中心部を流れるトゥボン川(Thu Bon River)沿い。川沿いはうるさいバイクなどもおらず、静か。

f:id:tachibanaya-shop:20170723101656j:plain

▲右側に見える建物や小さな公園には、提灯が多く飾られている。夜になれば、この提灯に灯りがついてきれいに見える事だろう。時間が限られた週末海外旅行ゆえ仕方がないことではあるが、夜景が見られないのはちょっと残念ではある。

f:id:tachibanaya-shop:20170723101733j:plain

▲すぐ向こうに見える橋を渡って、反対岸へ行ってみよう。

f:id:tachibanaya-shop:20170723101752j:plain

▲橋を渡る。基本的には歩道のみの橋。左右、欄干の外に四角棒状の飾りが立てられている。たぶん、これは、夜になると光るんではないだろうか。

f:id:tachibanaya-shop:20170723101810j:plain

▲この橋、中央部だけが板張りになっている。背の高い船が通るときに開くようになっているのだろうか。ダナン空港を出発してから、何も飲んでいない。だいぶのどが乾いていたので、向こうの川岸に見える店に入ってみよう。

f:id:tachibanaya-shop:20170723101833j:plain

▲ビールの看板が出ていた店に吸い寄せられるように入る。こういう店に入るのは欧米人が多い。ビールを注文すると、ビンビール(サイゴンビール)が出てきた。ビールをぐっと一息に飲むと生き返った気がした。

f:id:tachibanaya-shop:20170723101908j:plain

▲午後4時前、ツュンさんとの待ち合わせ場所に戻る。車に乗り込み、これから向かうのは、今晩の宿泊場所、ダナンビーチ沿いの「ダイヤモンド シー ホテル ダナン」。

 

ホイアンにあるバインミーの名店 BANH MI PHUONGへ

f:id:tachibanaya-shop:20170721162336j:plain

▲今は、2017年5月26日 金曜日 午後2時51分。ここは、ベトナムホイアン旧市街。日本橋を出て、東に歩いている。これから向かうのは、ベトナムでもっともバインミーがうまいといわれる有名店 BANH MI PHUONG。

f:id:tachibanaya-shop:20170721162359j:plain

▲左前方にその店が見えて来た。人だかりがしているので遠くから見てもこの場所だろうとわかる。

f:id:tachibanaya-shop:20170721162452j:plain

▲とりあえず、列に並ぶ。注文方法はよくわからない。皆さん、基本的にバインミーしか注文していないようなので、バインミーとだけ言えば通じるんだろう。

f:id:tachibanaya-shop:20170721162520j:plain

▲目があった店員さんに、バインミーを1つ下さいと伝える。ショーケースの向こう側には、何人も女性がいて、作業をしている。なかなか忙しそうな職場だ。

f:id:tachibanaya-shop:20170721162642j:plain

▲これが出来上がったバインミー。カリッ、カリッのパンに挟まれたたっぷりの具材。食べてみると、見た目の通りうまい。

f:id:tachibanaya-shop:20170721162710j:plain

バインミーを食べながら、川沿いまで歩く。ホイアンは夜になると提灯の灯りがきれいだという。今回はダナンに泊まるため、ホイアンの夜景を眺める事は出来ないが、いつかまた、ゆっくりと訪れたいものだ。

f:id:tachibanaya-shop:20170721162738j:plain

▲川沿いまで来ると観光客も減り、落ち着いた雰囲気になる。本来、ホイアンまで足を延ばすつもりはなかったのだが、短時間とはいえ、ホイアンの雰囲気を知る事ができて良かった。

五行山から古都ホイアンへ移動、日本人橋へ

f:id:tachibanaya-shop:20170718152935j:plain

▲今は、2017年5月26日 午後2時22分。ここは、ベトナム中部の古都ホイアン。当初は観光に訪れた五行山から、そのままダナン市内へ戻る予定だったが、せっかくここまで来たら、ホイアンまで行かないともったいないと思い、やって来た。写真は、ツュンさんのクルマを降りた場所で、トゥボン川沿いの小さなホテル River suites hoi An Hotel の前。午後4時に、ここでふたたび落ち合う事を約束してツュンさんと別れる。

f:id:tachibanaya-shop:20170718152959j:plain

▲これが、トゥボン川。流れはほとんどないが、そこそこ広い。ホイアンは、南シナ海に注ぐこの川の河口に発展した街。ベトナム戦争で破壊されることもなく、古い街並みが残り、ユネスコ世界文化遺産に登録されている。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153024j:plain

▲川沿いを中心部へ歩いていると女性に声をかけられた。古い街並みが保存された中心部へ入るには入場券を買う必要があるという。仕方なく、写真のようなチケットを買う。手持ちのベトナムドンが少なかったので、窓口で5000円だけ両替する。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153049j:plain

▲さらに川沿いを東に向かって歩く。目的地は「日本橋(来遠橋)」と呼ばれる屋根付きの石橋。朱印船貿易が盛んだったころには、このあたりにも多くの日本人が住んでいた。これは、日本人街と中華街を結ぶため、日本人が造った橋という。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153119j:plain

▲日本人橋の前までやって来た。手前に別の橋が架かっていて、そこから日本橋を眺める事ができる。手前の橋の中央部は、自撮りの観光客に占拠されているので、少し横から撮影。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153146j:plain

沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」に書かれていることだが、「放浪記」で有名な林芙美子の別の小説「浮雲」の中に、登場人物がベトナムにいた頃を回想するシーンがあるそうだ。林芙美子は、第二次世界大戦末期に、陸軍報道部の報道班員として、東南アジアに派遣されている。林芙美子は、その時に、日本橋を訪れているはずだという。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153230j:plain

▲橋の中央には、部屋があり、購入したチケットを使って内部を見学できる。入り口の上に「来遠橋」と書いた額がかけられている。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153305j:plain

▲内部は狭く、大したものは無い。壁には昔の写真が飾られている。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153330j:plain

▲中央には仏壇のようなものが据え付けられていて、壁際には長椅子が置かれている。少し疲れていたので、その椅子に座ってちょっと休む。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153356j:plain

▲仏壇の背後には、このような小さな部屋があった。ここも提灯がぶら下がっているだけの何も無い部屋。

f:id:tachibanaya-shop:20170718153425j:plain

▲部屋を出て、日本橋側から川を眺める。朱印船貿易が盛んだった400年ほど前の古い橋、しかも日本人が造った橋が現存することに、不思議な感慨をおぼえた。

 

ダナン・五行山の洞窟登りは、体力を消耗する。

f:id:tachibanaya-shop:20170716202902j:plain

▲今は、2017年5月26日 金曜日 午後1時4分。ここは、ベトナム・ダナンの観光地 五行山にあるドンヴァントン洞穴の内部。仏壇のあった広間からさらに奥のきつい階段を上がって、もう一段上にあるちょっと広い場所に出てきた。

しかし、この先にもさらに階段が続いている。見てみると、穴がかなり狭くて、バックパックを背負って登るのは大変そう。なんとなくいっしょに移動していた中国人グループはここで諦めて戻って行った。

ただ、ここから戻るのは急な階段を下る必要があるため、それも困難を伴う。私は、なるようになるさと、自分の体力を信じてさらに上がっていく方を選んだ。

f:id:tachibanaya-shop:20170716202929j:plain

▲手をつきながら、急な階段を登り、なんとか小さな穴も通過、さらに岩山をしばらくよじ登って出てきたところが、ここ。眺望が開け、清々しい場所。ここがこのルートの頂上らしい。ということは、あとは下りに変わる。多少無理してでも登ってきて良かった。

f:id:tachibanaya-shop:20170716203002j:plain

▲こんな小さな子がよく登ってきたなと思うが、ここからは下りとなる。この親子の前方が下り階段。

f:id:tachibanaya-shop:20170716203030j:plain

▲寺院の前に出てきた。中へ入れるようになっているが、岩登りであまりに疲れたため省略する。

f:id:tachibanaya-shop:20170716203059j:plain

▲あとはひたすら下っていく。

f:id:tachibanaya-shop:20170716203127j:plain

▲下りとは言え、階段の段差が大きく、滑りやすいため、それなりに苦労する。あとで調べると、もう一つ大きな洞穴があり、そちらの方が、見ごたえがあったらしい。残念だが、すでに体力の限界だったので仕方ない。

下まで降りて、ふたたびツュンさんのクルマに乗り込む。当初は、五行山からダナン市内へ戻るつもりだったが、ここまで来たら古都ホイアンまで足を伸ばしたくなった。

 

羽田からの夜行便でとても疲れているが、我慢して五行山へ上がる

f:id:tachibanaya-shop:20170714110437j:plain

▲今は、2017年5月26日 金曜日 午後0時48分。ここは、ダナン・五行山の入口から、エレベーターを上がり、歩き始めたすぐの場所にある建物の前。この場所が、どのような広さをもった観光地なのか、勉強不足で把握してない。人のあとをついていくだけ。

f:id:tachibanaya-shop:20170714110506j:plain

▲この先に、洞穴があるらしい。雨が降ったりやんだりの天気で、空気がジメジメしており、階段も滑りやすい。なによりも、蒸し暑くてたまらない。夜行便は、時間を有効に使える。しかし、すでに体力を消耗しているため、こういう観光地を巡るのは、かなりつらい。

f:id:tachibanaya-shop:20170714110534j:plain

▲前を歩いているのは、エレベーターでいっしょだった中国人グループ。彼らについていく。有名な観光地のわりには、階段がくずれているようなところがあり、かなり注意してのぼらないと危ない。

f:id:tachibanaya-shop:20170714110600j:plain

▲階段を上がりきると、少し広い場所に出てきた。写真で見ると、なかなか風光明媚な感じに見えるが、実際は、じと~とした空気で、汗が出ても乾かず、肌にまとわりつく。

f:id:tachibanaya-shop:20170714110634j:plain

▲正面に洞窟の入口が見えてきた。この先、どこまで上りが続くのかわからないが、せっかくここまで来たので、ひたすら上がっていくしかない。

f:id:tachibanaya-shop:20170714110704j:plain

▲急な階段を、一段一段、すべらないように注意しながら上がる。

f:id:tachibanaya-shop:20170714110730j:plain

▲洞窟の中へ入ると、すこし広くなった場所に出る。お釈迦様?の像があり、線香が焚かれている。ここで、終わりなら楽なのだが、洞窟はここから先、さらに奥へとつながっている。像の右上後方から降りてくる女性が見える。お釈迦様の後ろに、狭く、急峻な階段があり、それをのぼっていく必要があるらしい。人ひとりがやっと通れるような狭い階段なのに、一方通行ではないところも恐ろしい。