「君の名は。」は、言わずと知れた、昨年の大ヒットアニメ映画である。最近、映画館まで足を運ぶ機会が少なく、また、「君の名は。」はあまりにも好評すぎて、なんとなく見る気になれなかった。しかし、小説版が映画と同時進行で作られていた事を知り、本だけでも読んでおこうと思った。
うまく作り込まれたストーリーで、男女それぞれの視点から書かれた話は、最初ちょっとわかりにくいのだが、流れがわかってくると、一気に読ませるような力がある小説だった。
エンディングがうまく出来すぎているような気もするが、万人ウケするアニメ映画として、これはこれでいいのだろう。