ホテル マジェスティックサイゴンのMバーでミス・サイゴンを

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今は、2017年5月27日 土曜日 午後6時1分。ここは、ホテル マジェスティック サイゴンの「Mバー」。そろそろ夕暮れという事で、240号室を出て8階にあるMバーまで移動してきた。

実は、ホテル マジェスティック サイゴンには二つルーフバーがある。一つはこのMバー、もう一つは「ブリーズスカイバー」。ブリーズスカイバーは朝食会場になっているので、明朝に行く予定。

私が泊まっている240号室は、ホテル入口に向かって左側にある。部屋に向かうエレベーターをそのまま最上階まで行くとMバーに達する。一方、ブリーズスカイバーは、それとは別のホテル中央付近のエレベーターを上がる必要がある。

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ルーフバーには、背の高い木製のテーブルと、それに合わせて、背の高い椅子が並べられている。景色が良さそうなカウンター席は雨に濡れて使えない。代わりに、カウンター近くのテーブルに座った。この時間、客は少なく、5組ほど。

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注文したのは、カクテル「ミス・サイゴン」。一応メニューはチェックしたが、最初からこれを注文することに決めていた。

沢木耕太郎の「1号線を北上せよ」の中でも、ホテル マジェスティック サイゴンのバーでミス・サイゴンを注文する描写がある。

このホテルに来たからには、やはり、ミス・サイゴンを頼みたかった。もっとも、沢木耕太郎が入ったのはMバーではなくて、ブリーズスカイバーだったが。

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ミス・サイゴンをちびちび飲みながらくつろいでいるうちに、あたりはすっかり暗くなって来た。下の道路の喧騒は聴こえるが、ここは別世界。夕景をじっくり楽しむことができる。

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カウンター越しに、外を眺める。サイゴン川沿いの通りは、多くのバイクが行き交っている。横断歩道はあるのだが、交通量が多く、この道を渡るのはなかなか難しい。結局、今回の旅ではホテル前の道を渡って川沿いに行くことは無かった。

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ホーチミンの夕暮れを堪能したので、会計を済ませMバーを出て部屋に戻る。

ベトナムはテーブル会計となっていて、会計を頼むときは、Anh ơi(アィン オーイ:すみません)と呼びかける。店員さんが近づいて来たら、Tinh tien(ティンティエン:会計お願いします)という。そうすると、しばらくして、テーブルに計算書を持ってくるので、お金をはらう。

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これが、会計書類。カクテル「ミス・サイゴン」1杯で、1時間ほどねばって、会計は18,000ドン、およそ900円。メニュー表示は、サービス料、消費税込みの価格なので安心して注文できる。もう、一杯飲んでも良かったかも。

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これがベトナム・ドン紙幣。感覚で言えば、買い物するとき、1万ドン紙幣が最低単位で、1万ドン未満の紙幣は、ほぼ出番がない。お釣りとしてもらう事はあっても、使う機会はほとんどなかった。桁の大きいベトナム・ドンに、この短い旅の中で、慣れることはなかった。