今は、2017年5月27日 土曜日 午後10時14分。ここは、ベトナム ホーチミンシティ ドンコイ通りから、少し横に入った通り。先ほどまで、The Workshop Cafe でコーヒーを飲んでいたが、店を出て外へ出てきた。向こうの車両通行止めになっている通りが、賑やかそうなので、そちらへ移動してみる。
人が集まっている通りに出てきた。ずっと奥の方に見えるライトアップされた建物は「人民委員会庁舎」。1908年フランス統治時代に建てられたもの。フレンチコロニアル様式の優雅な建物。ライトアップされていると、その優美さが際立つ。
昼間はとても暑いホーチミン市で、目的もなく出歩く気にはならないが、夜になるとちょうど過ごしやすいような気温に変わる。このため、街に人が繰り出して来るのだろう。
人だかりしていたのでのぞいてみる。ミニライブコンサートをやっているようだ。街頭ライブなので、さほど有名なグループではないのだろうが、多くの人が集まってる
私もその人の輪に加わり、ライブを聴いてみる。言葉はわからないが、ちょっと懐かしいようなメロディで、いい感じ。ベトナムに来てから、いろいろな場所で音楽が耳に入って来た。ベドジェットの着陸時の音楽、白タクツュンさんの車の中、レストランやカフェに流れる曲。いずれも、ボーカルをしっかり聴かせるような、ちょっと演歌っぽい曲調で、けっこう気に入っている。
ミニライブ会場をはなれ、さらに人民委員会庁舎に向けて歩いて行く。庁舎に近づくにつれ、人が増えて来る。祭りではないが、なんかお祭りのような雰囲気。
<歩いていると、また、賑やかそうな音楽が聞こえてきた。こちらは、ダンススタジオ風な会場。飛び入りで、音楽に合わせて踊るような事も行われていた。
人民委員会庁舎の前までやってきた。手前の立像は、ベトナム革命を指導した建国の父"ホーチミン"のブロンズ像。高さ7.2mで支持者に手を上げて挨拶する姿になっている。
人民委員会庁舎のすぐ前は、小さな公園のようになっている。みなさん、芝生に座ってくつろいでいる様子。
そろそろ帰ろうと振り返る。人が多くて、賑やかで、まさにお祭り状態にしかみえない。こんなににぎやかな場所とは思っていなかった。
すぐ横にあるのはREX HOTEL。人民委員会庁舎と同じフレンチコロニアル様式のホテルで、1927年に開業している。泊まっているマジェスティックホテルか1925年開業なので、レックスホテルは、その2年後の開業ということになる。
噴水が不定期に吹き出している場所があった。子供たちが噴水口の上にきて、びしょびしょに濡れながら遊んでいる。とても楽しそうだ。気温が高いので、水に濡れても風邪などひく心配はない。
ホテルに帰る前に、近くのファミマに寄って行く。コンビニはさほど多くはないが、Googleマップでさがせば簡単に見つかる。
これがビールの棚。ベトナムビールはもちろんとして、タイ、シンガポール、アメリカ、日本、フィリピン、メキシコのビールが並んでおり、品揃えは豊富。
ホテルの見えるところまで帰ってきた。ホテルの前には、何かの屋台が出ている。昼間はさほど思わないが、夜になってライトアップされると、なかなか立派に見える。
この歩道を渡った先、通りの角がホテルマジェスティックサイゴンの入り口。
部屋に帰って、シャワーを浴びた後、ファミマで買ったビールを飲む。部屋は、表の喧騒とは切り離された静かな空間。
明日は、ベトナム最終日。午前中はカフェ巡り、午後は少し観光し、そのあと少しだけ買い物をする予定。今夜は、この広いベッドでぐっすり眠れそう。