ベトジェット(VietJet Air)に乗るときは、帽子の集団に注意!

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▲今は、2017年5月26日 金曜日 午前9時6分。ここは、ベトナムホーチミンシティー、タンソンニャット空港・国内線ターミナルの制限エリア。11番ゲート近くで搭乗を待っているところ。

VietJet Air VJ630 Ho Chi Minh (SGN) 09:30発~10:45着 Da Nang (DAD)

VJ630便は、11番ゲートから出発予定なのだが、その前のハノイ行きの搭乗が始まらず、乗客がゲート前で足止めされている。飛行機の整備が遅れているらしい。写真右側に見える3名の女性は、ベトジェットのキャビンアテンダントさん達。若くて、そこそこ、きれいな人が多い。

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▲そうこうしているうちに、案の定、VJ630便の出発ゲートが変更になった。ベトジェットでは、座席を指定してあっても、飛行機に乗り慣れていない乗客が多いため、座席の取り合いになる、と聞いていた。そのような事態を避けるために、極力早く乗ろうと、ゲート前で待っていたのに、水の泡!

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▲7番ゲートに到着した頃には、すでにこのように長い列ができていた。おおざっぱに言って、右と左に列が分かれているが、どういう基準で分かれているのか、さっぱりわからない。常識的に考えると、シート位置の前方・後方で分かれているのだろうが、立て札なども見えず、不明。

この写真は、ちょうど2つの列の「真ん中」で撮っているが、写真を撮るために真ん中にいるのではなくて、どちらの列が先に動き始めても困らないように、真ん中で待っている。早く動き始めた方の列に、速攻で紛れ込む作戦。

この写真にはあまり写っていないが、色違いの帽子の集団がいるのが分かるだろうか。たぶん何かのスポーツチームが、2チームいて、子どもたちと共に、同じ帽子を被った保護者らしき年配者も混ざっている。全部合わせると、50~60人くらいの帽子の集団。

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▲右の列が先に動き始めたので、すぐに真ん中から右側へ移動し、右列に合流する。私の俊敏な動きにつられて、同じように左から右に移動する近くのおばさん達。そして、前方のゲートへ進んでいく。しかし、どういうわけか、左の列も、すぐに動き始めた。左右に列を分けている意味が、分からない。

ボーディングゲートの途中から、これから乗るベトジェットの機体が見えた。これは、エアバスA320ではなくて、少し長めのA321。

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▲機内へ入る。単通路の機体は、着席するまで、なかなか時間がかかる。前方席には人はいないが、私が指定した後方席には、すでに帽子の集団が座り始めている。ちょっとイヤな予感がする。

私が指定したシートは、「36A」、後方の左窓側である。座席指定料は、1.45 USDだった。やっと、後方にたどり着き、座席を見ると、案の定、すでに帽子の集団が、36Aと36Bに座っている。年配者なので、チームの保護者だろう。

さっそく、この帽子をかぶった二人に、搭乗券を見せながら「36Aは、私の指定した席なので、替わってくれ」と言う。ところが、驚いたことに、その二人は「窓側がC、真ん中がBで、お前はAだから通路側へすわればいい」と言う。

「それは違う。窓側がAで、通路側がCだから、あんたたちが間違っている」と強く主張していると、かわいい制服のキャビンアテンドさんがやってきて、帽子のおじさん達が言う「窓側から順にC,B,Aの理論」を一蹴。36Aのおじさんは、しぶしぶCへ移動。

しかしB席のおじさんは、自分は正しい席に座っているのだから、立つ必要は無いと、動かない。しかたないので、そのおじさんの上、アクロバティックにのりこえて、やっと36Aに着席。

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▲やっと、36Aに到着して、前方を見たところ。ごらんのように、帽子の集団があちこちに座っているのがわかる。予備知識として、ベトジェットの搭乗は、このような事があると知っていたので、まだ、さほど驚かなかったが、知らなければ、かなり衝撃であっただろう。