サグラダファミリア、室内を一通り見学した後は、9:15で予約してある生誕の門のエレベータへ。
エレベーターについても日本で予約。エレベーターは「生誕の門」と「贖罪の門」の二カ所がありますが、当然、生誕の門側を選んでいます。
この時間帯のエレベーターは、まだ混んでおらず、この時エレベーターに乗り合わせたのは、私ともう1人の女性だけでした。
エレベーター内に表示された図のように、このエレベーターで、4本の塔のうちの1本の中間点ぐらいまで上がれます。その先は、いったん階段を少し上がり、その後は、隣の塔へ移動。さらに、塔内を下り、途中2通りある経路のうち1つを選んで降りていき、最後2つの経路は繋がり、さらに下まで降りていくようになっています。
あっと言う間にエレベーターは上に到着。到着階から見下ろすとこんな感じ。
ここから少し階段を上がります。階段の幅は狭く、ほぼすれ違いはできません。2年前に登ったピサの斜塔の階段よりかなり狭い。基本的に一方通行ですから問題はありませんが、前に人がいれば、その人に歩調を合わせるしかありません。
先ほどまでいた池のある公園を見下ろしたところ。池の大きさの割には小さな公園です。
こちらからは、特徴的な形で人目をひく高層ビル「トーレ・アグバール」が見えます。このビルは、バルセロナ水道局が所有しています。
踊り場に到着、ここから隣の塔へ移動。向こう側に見えるのは新たに建築中の塔でしょうか。手前には、植物を模した彫刻が設置されています。
右側、遠くの方に、高い建物が見えますが、これは火力発電所の煙突です。その高さは、220mあるそうです。
今度は、狭い階段をゆっくり降りていきます。壁に沿って開口部があるので、さほど暗くはありません。
葉を模したような壁面の彫刻に、ハトの彫刻が取り付けられています。
生誕の門の上にある、4本の塔のうちの一つです。内部は空洞のなっており、壁面の所々に斜め下方向に開口部があります。
外尾悦郎著「ガウディの伝言」によると、ガウディは、この塔を楽器としても捉えていたと言うことで、この所々に開いた穴から四方に鐘の音が響くように考えたのでしょう。