今は、2017年06月24日 土曜日 午後1時32分。ここは、富岩運河を走る富岩水上ラインのクルーズ船の中。環水公園を出発した船は、運河を降り、富山湾に向けて進行中。
船は、中島閘門にやってきた。ここは、パナマ運河方式の閘門(こうもん)で、富山湾と運河の高低差を調整し、船が出入り出来るような仕組みになっている。
船の後方をみると、すでに水門が閉まり始めている。
門が閉まると、音もなく徐々に水位が下がっていく。どの程度下がるがは、季節や満潮、干潮など、その時々によって変わってくる。
水位が2m近く下がったところで、前方の水門が開いて、船は再び動き始める。音もなく水位が下がるので、船に乗っていると下がっているのに気づかないが、壁面の水の跡を見て、高低差を実感する。
船が中島閘門を通過した後、ガイド役のおじさんから、中島閘門通過証が配られた。
中島閘門を過ぎると、建物がなくなり、殺風景な雰囲気になる。
堤防沿いに中古車が並んでいる。エンジンなどは外され、名目上はクズ鉄としてロシアなどに輸出されるが、その後、エンジンを乗せ、再び走り始めるという。