▲今は、2017年5月26日 金曜日 午前9時46分。ここは、ベトジェットVJ630便の機内。ホーチミン・タンソンニャット空港から、ベトナム中部の街・ダナンへ飛び立とうとしている。指定席へたどり着くまでに、ちょっとバタバタしたが、無事着席した。
▲隣に見えるのは、ベトナム航空(Vietnam Airlines)の機体。ベトナム航空は、ベトナムの国営会社であり、関空などでもベトナム航空機を見かけることがある。飛行機の手前を、箒のようなものを後ろに刺した状態の自転車が走っている。滑走路の整備員だろうか。ベトナムらしい風景。
▲ベトジェットエアーVJ630便は、滑走路に向かって移動し始めた。ベトジェットエアーは、2007年に設立されたLCC(格安航空会社)で、保有機材は、エアバスA320とA321。今乗っているのは、A320より少し大きめ、230席のA321。
▲ベトジェットエアー VJ630便は、誘導路を移動し、滑走路の端までやってきた。このうしろに、ベトジェットが2機、さらにその後ろにベトナム航空機が続いているのが見える。天気は、「晴」というより「くもり」という方が正しい感じ。すでに雨期に入っているので、雲が多い。
▲10時20分過ぎにやっと離陸した。予定より30分近く遅れているのではないだろうか。しかし、所詮はLCCなので、文句をいう気はない。多少遅れても、飛んでくれるだけでOK。
▲眼下には、ベトナム最大の都市であるホーチミンシティーの街並みが遠くまで広がる。我々の年代にとっては、ホーチミンシティーと呼ぶよりも、サイゴンと言った方がピンとくる。サイゴン陥落から、もう42年が過ぎた。
▲エアバスA321は、低い雲を通過し、その上に出た。入道雲があちこちに見える。眼下に広がるのは、ホーチミンシティーの郊外だろうか。
▲機体は、まだまだ上昇中で、通路は坂のようになっているのだが、そのような状況にかかわらず、キャビンアテンド達がカートを押して、機首へ移動し始めた。飛行時間が短いので、早めに機内販売を始めるつもりだろう。